ハマナスの花①ハマナスのポリフェノールについて

この時季、自社農園ではハマナスの花が満開です。
農園で摘まれ工場に届けられたハマナスの花からは、とても良い香りが漂ってきます。

ハマナスは、ジャパニーズローズとも呼ばれる日本原産のバラです。

北海道では、野生種のハマナスが海岸沿いに自生しており、6~9月の開花時期になると赤く優美な花を咲かせます。また、厳しい自然環境の中でも力強く、美しい花を咲かせることから、北海道の花にも指定されています。ハマナスの花や果実は、お茶やジャムとして、根は染料として古くから利用されています。今後、ゆらぎでもハマナスの花びらを使った商品をさらに展開していく予定です。

私たちは、札幌にある自社農園でハマナスを自然循環型農法で育てています。この農法とは成分を抽出した後の薬用植物や草刈り後の雑草を堆肥として畑に還す農法です。このように自然の生態系に近い状態で農業をすることにより、自然をより理解し、環境に負荷をかけない持続可能な農業をすることが出来ます。また、化学肥料や農薬に頼らず、安全で品質の高い原料をつくることが可能です。

このようにして育てられたハマナスの花びらは新鮮な内に加工され、サプリメントや化粧品等に形を変えていきます。

ハマナスの花びらの中には、ポリフェノールが高濃度で含まれています。

自社の工場で丁寧に処理されたハマナスの花の濃縮液100gのポリフェノールの含有量は、およそ20,000mgです。

ポリフェノールとは、植物が暑さや寒さ、乾燥、紫外線などの厳しい自然環境から身を守るために作り出す、色素や渋み、苦味成分のことです。抗酸化作用に優れ、生活習慣病などの予防に役立ちます。ポリフェノールの理想的な摂取目安量は、1,000~1,500mg/1日とされています。一度に多く摂取するより、少量を数回に分けて摂取することが理想的です。

ハマナスに含まれるポリフェノールには、オイゲニン、アントシアニン、タンニン、カテキンなどがあります。

①オイゲニン

・アレルギーの発症を引き起こすヒスタミンの放出を抑える抗アレルギー作用

・メラニンの元になるチロシナーゼの働きを抑制し、肌に透明感をもたらす

②アントシアニン

・網膜にあるモノを見ることを助けるロドプシンの再合成を促進する視覚改善

・紫外線によるダメージを抑える

③タンニン

・たんぱく質と結合する収れん作用による、肌の引き締めや腸内環境の改善

④カテキン

・コレステロールを下げる、血糖の上昇を抑えるなどダイエットのサポート

・健康維持をサポート

当社では、ハマナスの花に含まれる、これらのポリフェノールを飲みやすく、吸収しやすいように独自の方法で商品化しました。ポリフェノールは苦味や渋みの成分なので、「ハマナスの花」は天然オリゴ糖を加えて飲みやすくしており、簡単にポリフェノールを摂取することができます。

次回は「ハマナスの花」の商品について詳しくお伝えします。